10/13 チューリッヒ・ミュンヘン旅1:ミュンヘンなう

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10月13日、久々に成田エクスプレスに乗り込み1時間半。成田空港でcha-ra夫妻と待ち合わせ。
成田で悩んだのが両替。チューリッヒはスイスフラン、ミュンヘンはユーロなのですが、どっちをどの位両替したらいいものやら…。買い物はミュンヘンよりチューリッヒの方で沢山するだろうけど全部カードで買えばいいし、スイスでもユーロで支払えるところが多いのでユーロを多めに両替しました。

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行きは成田発ミュンヘン着のANA直行便。自動チェックイン機でチェックインするのが最近の主流ですが、これがまぁめんどくさいめんどくさい。パスポートスキャンしなくちゃいけないし、事前にANAのマイレージカード番号を登録してたのに我が家分の番号が登録されてないし!ANAのグランドスタッフさんに半分やってもらいながら座席変更まで完了(行きの飛行機はボーイング777-300。シートは3×3×3なので予約時の座席だと1人だけ別ブロックに行ってしまっていたので)。
スーツケースを預けたのですが、1個につき23kgの重さ制限なのに行きの時点で既に20kgのcha-raさん…。帰りは大丈夫なのか。オレ達買い物する気満々だよ?

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(写真は全く関係ないトルコ航空機)

成田は超久々だったんですが、広いですねぇ。行けども行けどもゲートに着かない。すっかり免税フロアも通り過ぎてお寂しい限りの端っこの方にゲートがありました。
飛行機に乗り込むと…調べていた通りなかなか古い。パーソナルテレビのリモコンが肘掛けに収納されててスゴク反応の悪いやつ。私の隣には女性が一人で座ってたんですが、肘掛けからリモコンを取り出したはいいけど収納できなかったらしいです(降りた後違う席の友達に愚痴ってた)。

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機内食はこんな感じ。洋食or和食ですね。カロリー表示がされてたんだけど700kcal以上もあって若干おののきました。座りっぱなしでこのカロリー。絶対消費できねぇ…。

11時間ほどかけてミュンヘンに到着。空港が…プレハブ建てのような…とにかく簡素。ドイツの合理性ってやつなのかな。味も素っ気もない作りでした。
荷物をピックアップして各々の携帯を海外仕様にチェンジ。初海外携帯のダンナが設定確認に手間取ってる間に荷物レーンの周りには誰も居なくなってしまいました。ドイツは入国時の荷物に厳しくてヘタすると税金を取られると聞いていたのでめちゃめちゃ緊張してたのですが、周りの乗客と共に税関職員も全員居なくなってしまったので、全くチェックなしで入国完了w。拍子抜けとはこの事です。

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空港の外に出ると……寒い!こころなしか雀も寒さで膨らんでる……と思ったけどきっとこれはタダのオデブちゃん。
外で一服していると外国人が「あんたたちは今到着か? オレは今から帰るんだけど5人まで乗れる一日乗車券を持ってるからあげるよ」と9ユーロほどの乗車券をくれました。
最初売りつけられるのかなと思って警戒してたcha-raさんでしたが(この旅では主にcha-raさんが交渉役となってくれています)、優しい人もいるもんだなー。

結局乗車券使わなかったけどね。

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空港からミュンヘン中央駅まではSバーンで40分ほど。結構時間がかかります。
切符の端っこにホログラムがついててカッコイイ。

電車の窓からドイチェポストの車が!(ドイチェポストはドイツの郵便局。この幌を使ったFreitagはマニア垂涎の逸品なのです)興奮する一同!
いや、ちょっと待て。たかが郵便局の車で何を盛り上がってるんだ、我々は。

乗降客の中にはビールを瓶で持っている人がちらほら。
本当にドイツでビールは当たり前の飲み物なんだなあ。

辺りが薄暗くなってきた頃に中央駅に到着。
中央駅では近距離SバーンとUバーンは地下にホームがあるので地上に出なくちゃいけないのですが、これがどこに出ていいのか全くわからない。
予約したホテルは駅の斜め前、地下の出入り口もすぐそばにあるというのに、結局最終日までベストな出入り口に辿りつけなかった。
そんだけ複雑かつ不親切なのが中央駅地下です。標識もそんなにないし出入り口全部に番号がついてる訳でもないし案内板もないし。
みんなどうやって道覚えてるのかなぁ。

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ホテルは「ル・メリディアン・ミュンヘン」。部屋の広さとクローゼットが大きめ、バスタブとシャワーブースが別なのが決め手です。無線LANは有料(1日19ユーロとか高すぎる!)のでそこはスルー。ダンナが海外対応ポケットWi-Fiをレンタルしてたので室内はそれで済ませました。
我々がホテルのロビーに着いた時は日本のビジネスマンや年配が結構多かったかな。cha-raさんとダンナでチェックインしたんだけど、予約がちゃんと通ってなかったのか朝食ありにさせられそうになったり危うく狭い部屋にさせられそうになったりした(らしい)のですが、cha-raさんの交渉力により広めのお部屋を無事ゲット。ここをキャンプ地とする!

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一息ついて夕飯へ。
土曜の夜だからか、街はすごい人です。

旧市街の入り口「カールスプラッツ」の門をくぐるとそこは異世界。思い切りヨーロッパな街並みに興奮しながら歩き写真を撮りまくり。楽しすぎる!

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途中「ヨーロッパのヤマダ電機」と呼ばれている(らしい)「Saturn」を見つけたので入ってみました。
デジカメの値段は…日本と同じ。コーヒーメーカーがものすごく充実してます。コーヒー豆も一緒に売られてて、ホントコーヒーが好きなんですね。私もエスプレッソマシン買いたくなりました。
あと日本と全然違うなーと驚いたのがスチームアイロン。日本は小型で小回りがきくコードレスが主流ですが、ヨーロッパは重くて大きくてスチーム重視。なので当然コードつき。アイロンにつながれたスチームタンクは1.8リットルの大容量!デカい…デカすぎる。
でもこれならシワも伸びそうだわ。私も編み物の編地を整えるためだけに業務用のスチームアイロンを持ってるのですが、ヨーロッパのヤツは水切れの心配しなくていいな…とかちょっとうらやましかったです。
置くとこないけど。

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そんな旧市街の中にあるのが今晩のお食事場所「Augustiner Großgaststätten(アウグスティーナー・グロースガストシュテッテン)」。
写真は明くる日に撮りました。
建物は1294年建造の修道院、そこでビール「アウグスティーナー」が造られ始めたのが1328年。後醍醐天皇の時代ですとw。ミュンヘン最古のビール醸造所のビアホールにおじゃまします。
外にウェイティングの客がはみ出てましたが、どうやらほとんど全て1組の団体客のご様子。日本ではちゃんと店員がこまめに席まで案内してくれますが、こっちでは大声で主張しないと席まで案内してくれません。幸いここでは前の団体客(15人とか言ってた)が全員同じテーブルにしろとゴネてる間に我々をすんなり通してくれまして、無事座れる事ができました。

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店内はとにかく広い。扉で間仕切りされているんですが、それにしても広い。
そして天井や壁の装飾がこれまた凝っていてキョロキョロしっぱなしです。

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テーブルにはプレッツェルが山盛りでおいてあります。思わず気軽に食べてしまいそうだけどこれは有料なので要注意。まぁビールのつまみに、ソーセージのお供にピッタリだから1個ぐらい食べてもいいんだけど今回はちょっと我慢しましたよ。
どのお店も大体2〜3ユーロでした。

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注文したのはもちろんビール!そしてソーセージ!付け合せのマッシュポテトの量に驚愕です。

Twitterではおおっぴらに旅行することを言っていなかった我々。日本時間は夜中の3時すぎなのですが、ここでお構いなしに「ミュンヘンなう」の解禁です。

この日から我々の、日本時間を無視したビールテロが幕を開けたのでした…。

いやぁ、しかしアウグスティーナーですよ。日本のオクトーバーフェストでも飲んだ事あるんでが、コクが全然違う。最初飲んだデュンケル(濃い色のビール。ミュンヘン特産だそうな)は香ばしいローストの香りが鼻にずっとまとわりついて幸福感に包まれます。
白いビール・ヴァイツェンは酸味の質がだいぶ違う。小麦とモルトの香りがしっかりするんですよ。ピルスは苦味と爽やかさが同時にきて、これも面白い味だったなー。
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一方食事の方ですが、ソーセージは言わずもがな、一同が驚いたのがザワークラウトの旨さ。日本でザワークラウト食べると瓶詰めの保存料たっぷりな感じのただただ酸っぱいだけのキャベツじゃないですか。でも本場は違う。ここはスープの旨みがキャベツに凝縮されててまろやかなんです。これだけで延々と食べ続けられる感じ。我々はこの後ずっとザワークラウトの旨さにやられ続けます。

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さて、夕飯ではありますがドイツでは朝食時に食べると言われている白ソーセージも注文しました。白ソーセージは皮を剥いて食べるので、最初は私がチャレンジ。思ったよりスルッと剥けます。切り分けて食べてみると……フワッフワ!!ソーセージの概念が崩れました。ハニーマスタードがこれまた美味しくて、むしろこれだけで飲める。ハニーマスタードも自家製でちゃんと作ってるんだろうな。丁寧に作られてる感じがしました。

完璧。はずれなし。

この4人で旅をするのに不安はありませんでしたが、この食事で「この旅は絶対楽しい旅になる!」と確信がもてました。
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