「ココシリ:マウンテン・パトロール(原題)」

27日は朝もはよから(9時50分〜)東京国際映画祭のコンペティション部門「ココシリ〜」を観てきました。
実はちょいと遅刻したんだけど……。頭少し観られなかった(泣)。
「ココシリ」とは中国青海省にある山脈の通称。チベット語で「青い山々」、モンゴル語で「美しい少女」だそう。ここは動植物の宝庫なのだけど、そこに生息するチベットカモシカの毛皮は珍重され、密猟が耐えない。そこで立ち上がったのが、チベット族が結成した民間の「マウンテン・パトロール」。政府は援助をしてくれないので、パトロールの費用は全部自費だ。
ある日、北京の記者がパトロール隊の同行取材を開始。パトロール隊と共にココシリに入り、密猟グループを追う……。
というのがあらすじ。
マウンテン・パトロールは実際にいたそうで、エピソードの数々も史実にのっとって撮影されたそう。ほとんどドキュメンタリーを見てる感じだった。
「青い山々」と言ってはいるけれど、映画に出てくるココシリは氷河と砂漠ばかりで、それはもう寒々しくて恐怖を感じる。その中をパトロール隊がジープで走っていくんだけど、なんと小っちゃい事か。そのココシリを守るパトロール隊と、生きる為に密猟をする人達。誰もが生きるのに一生懸命。それを自然は容赦なく切り捨てていく。
チベット族の宗教観とか死生観は日本人とまたちょっと違っていて、そこを知った上で見ると切なさ倍増します。
救いのない映画ですが、すごく感動した。映画館で観られて良かった。
上映後、ルー・チューアン監督と主演のデュオ・ブジエさんのティーチ・イン。英語の通訳の方が地震でエレベーターに閉じこめられてしまうハプニングあり。ワタシは去年から映画館や劇場で地震に遭う確率が非常に高くて、閉所恐怖症がそのたびにメートルあがっちゃって息が詰まりそうになります。モウホントヤメテホシイ(泣)。
デュオ・ブジエさんは、映画の中では(パトロール隊の隊長さん役)長髪でしたが、現在は短髪。黒いスーツを着ててめっさ格好良かった……。ちょっと惚れた。かなりのオシャベリさんで、ココシリロケの苦労話を笑いながら時間オーバーしてお話してくれました。
ワタシがコンペティションの審査するんだったら、ココシリは★★★★。
Posted: Thu - October 28, 2004 at 10:59 pm
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