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このカテゴリのエントリ数: 公開日時: Aug 31, 2005 04:35 pm |
観劇にっき「なにわバタフライ」 一人芝居を作るのは初めての三谷さん、演じるのは初めての戸田恵子さん、そして見るのが初めてのワタシ。どんなもんなのか期待と不安でいっぱいだったんですが、ホント面白かった! 今年一発目のお芝居がこれで良かったです。
セットは楽屋。戸田さん演じるミヤコ蝶々(なんだけど一言も固有名詞を出してないとこがスゴイ)が一代記の取材に来た記者に人生を語る……というお芝居。一人芝居は相手役の存在とかどう演じるのかが難しいんだろうけど、記者とか回想部分の相方・父親が本当にいるみたいに見えた。相手役のセリフは、役者がオウム返しに言うのではなく、うまーくセリフの中にとけ込ませてた。相手役の話してる間、蝶々は「ふんふん」と聞く演技をするんだけど、その話の説明を100%しないとこが余計にリアルなんですよ。あれっすね、落語ってそんな感じっすよね。 小道具の使い方も見事。 記者に「あたしが初舞台を踏んだのが7歳の頃……」とか語りながら壁にかかってるカレンダーをはがし、上着を脱いで子どもっぽい着物になったらカレンダーをぐるっと巻いて帯にしちゃう、とか。 楽屋のハンガーにかかってた紫の着物を裏返すと旅館に良くある茶色い着物。「おとうちゃんを困らすために逃げ込んだのが温泉宿」というシーンでそれを羽織り、帯はどうするのかと思ったらビニールテープ! とか。 姿見を90度倒し、ソファーカバーをかけて病床のベッド、とか。 楽屋に積まれたぬいぐるみの中からタヌキを引っ張り出し首にかけるんだけど長さがイマイチ足りない。頭としっぽを持って引っ張ると長くなって「キツネのえりまき風」になる、とか。 そうやって、楽屋に置かれてたモノを利用してくことによって、セットチェンジしなくてもその時代・その風景になるんですよ。回想シーンでありながら「あくまでも楽屋で記者に語ってる」という事を忘れさせないんですな。 舞台の上にはマリンバ奏者とパーカッション奏者がいて、生演奏をするんです。この打楽器をチョイスした所もスゴイ。色んな効果音がつけられるんですよ。相方と漫才をする時はトーキングドラム、スネアを軽く叩いて電車の音、ビブラフォンの高音を叩いて通過した踏切の音(その時には鏡台につけられた女優ライトが点滅する訳さ)。これをお芝居でやるのは面白いなぁと思いました。 それにしても戸田さんは器用だ。どんな年代の役もなじんじゃうんだもん。小唄もすんばらしかった。たまに声がアンパンマンになるのはご愛敬(笑) |
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