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このカテゴリのエントリ数: 公開日時: Aug 31, 2005 04:35 pm |
観劇にっき「キレイ〜神様と待ち合わせした女〜」 夕方の地震による首都圏鉄道網の混乱によって開演時間が10分程度遅れて始まりました。マチネの静かな芝居の最中に地震が発生したそうで(mixiコミュより)、ハリコナ岡本くんが揺れにテンパって台詞がとんだらしいです。そりゃあんだけ揺れればねぇ。ソワレでは開演を遅らせたにも関わらず客席は7割程度しか埋まっておらず、松尾氏が「始めちゃっていいのかな〜」と不安そうでした(笑)。1幕が終了する頃には満席に。
結論から言いますと、面白かった! 松尾脚本の狂気性を残しつつも幅広い層に受けるエンターテインメント性が加わって、ステキだったなぁ。過去・現在・未来がクルクル変わる舞台は混乱を招きそうだけど、全然そんなことなかったです。キレイに場面転換をし、回想シーンを巧みに使い、抽象的なセットも上手く使ってた。衣装も良かったです。それぞれのキャラクターと役者自身に合った可愛らしい衣装。収入が上がると衣装の色調が高くなって原色になるのが分かりやすかった。正直ミュージカルなのか?ってゆーと疑問符がつきますが、もともとミュージカルが苦手なワタシにはこの位の分量で丁度いいです。キャッチーでポップで、ミュージカル独特の「台詞ありき」な作曲じゃないとこが見事。 (以下ネタバレ) あらすじは、架空の日本が舞台。民族紛争が絶えないこの国で、令嬢が誘拐され10年間地下室に監禁されていた少女。彼女は地上に出た時に全ての記憶を忘れ、自分をケガレと名乗る。ケガレは戦場で出会ったカネコ一家と出会い生活をともにする。戦場にはダイズで出来た兵士・ダイズ兵が人間と共に戦い、死亡すると死体は食料となる。カネコ一家はその死体を回収して生計をたてていた。ケガレは死体1つにつき1000円の小銭をもらう快感に目覚め、自分の身の丈分の小銭を集める決心をして、たくましく生きていく。ダイズ加工会社令嬢のカスミと仲良くなり、スズメバチに頭を刺されてバカになったカネコ家次男・ハリコナとは結婚の約束をする。時が経つにつれて自分の過去を思い出していくケガレ。戦争で受けた傷でバカが治ったハリコナ。婚約者を戦争で失ったカスミ。製作者の気まぐれで生殖能力を持って生まれたダイズ兵・ダイズ丸。彼らの思惑が複雑に絡み合って未来と過去が徐々にリンクしていく。 初演は5年前。松尾スズキが初めて挑んだミュージカルでヒロインのケガレ役は今話題の奥菜恵。見てないので知らないのですが一緒に行った友人曰く「初演より良かった。特に蘭々!」との事。確かに蘭々の伸びやかな歌声は純粋なケガレをそのままあらわしていました。一昨年観た「ドント・トラスト・オーバー30」の奥菜はなんかはすっぱな歌声で(役柄も多少あるんだけど)、あれじゃケガレはなぁ。なんとなく想像がつきます。そんなことより蘭々。彼女のチャイルディッシュな雰囲気はケガレにピッタリ。細くて長い手足は大人版ヒロイン・ミサ役の高岡早紀だってそうなんだけど、やっぱり蘭々のとは違うんだよね。色気が出ちゃってる。せっかくの歌声があるのになんとなく突き抜けられなかった感じのする蘭々、この作品を機にステップアップできそうな予感です。あとはもうちょっとの演技力かな。 彼女の演技を観ると毎回ヤラれるんだけど、今回も秋山菜津子姉さんにヤラれた! カスミのマンガみたいな性格は難しい役柄だと思うんだけど、さすがって感じですよ。彼女は本当に器用な方で、彼女が出るととりあえず安心しちゃう。あんなバカっぽい歌もそつなくこなすしね。裸体の後姿もステキ。 新感線枠のダイズ丸は橋本じゅんさん。チャンピオン祭りのようなコミカルさを持ちながらも、登場人物の中で一番人間臭い役柄をなんなくこなしてました。身体が痛んでる時期はむやみにあちこちを掻いてるんですが、それが滑稽で。腐ると痒いのかー!(笑) 部位の制御が効かなくなってる小芝居は、ひきつけられます。 あと印象に残ったのは、やはり大人計画陣。彼らの演技を見ると「やっぱり大人計画、変わってねぇな」と安心するんだよね。なんか大きい波に乗ってる劇団なのに個々はマイペースで。このままで居てほしい。あーでも松尾さんの本公演の脚本は、昔に戻ってほしい。 一番はくんくちゃん。初演ではハリコナの兄・盲目のジュッテン役だったそうですが、今回はケガレを誘拐したマジシャン役。とにかく細身のスーツが似合ってて似合ってて……。ちょっとホレた。演技もホレた。こんなに多方面で活躍してるのに役者もやって、凄い才能ですよ、彼はやっぱり。 良々の続神様もキュートだし、サダヲちゃんのハリコナもキュートだし、 |
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