観劇にっき「はじめての中沢新一。」

中州産業大学&ほぼ日刊イトイ新聞presents「はじめての中沢新一。〜アースダイバーから、芸術人類学へ。」
東京国際フォーラム・ホールC
観劇日:10月24日
 ほぼ日と中州産業大学ことタモリさんが組む摩訶不思議なイベントの第二回目(ちなみに一回目は「はじめてのJAZZ。」)。タモさんとイトイさん、それに中沢さんの講義が聞けるっちゅうことで行ってまいりました。
 「アースダイバー」は東京の縄文時代の地図を作成してそれを元に今の東京を見ていくと、昔から都市の形成や集まる人々というのがちっとも変わってないということに着眼した、目からウロコがぼろぼろ落ちる本です。大昔の東京は海と土地が入り組んだフィヨルドみたいな地形だったそうで、そのころの岬の突端には神を祀る場所(神社)が多く作られていたそうなのですが、それは水位が下がった今でも場所が変わってないんです。結構坂の上とかに神社があるでしょう? それがそうらしいんです。あと坂の下の湿地帯に住まう人々とか、死と電波を結びつけるものとか、読んでてすごくワクワクします。考古学や地図を好きな人に是非お勧めしたい。
イベントでは前半「アースダイバー」についての講義がありました。ワタシは本を読む前に講義を聞いたのですが、大変面白かったです。本に載ってない話もいくつかしてくれましたし、その後のイトイさんとタモさんとのトークは結構盛り上がってました。
 ただし、その後の「カイエ・ソバージュ(中沢さんの著書・全5巻)」と「芸術人類学」についての講義は面白くなかった。トータルで4時間半(!)もしゃべり通しだったからでしょうか、「てにをは」がメチャクチャになるし同じことを何度も話すしで、無駄に長かったです。内容も仏教や民族史についてちょっと興味がある人なら気がつくことなんじゃないかなぁ…と帰りにダンナと話したのですが、どうやら他の観客の皆さんは後半の方が面白かったみたいですねい。ダンナは椅子が堅くて30分でケツが割れそうに痛くなり、加えて座りっぱなしでエコノミークラス症候群になりかけ、しまいには話が面白くなくて退席しておりました。ワタシも退席しようかと思ったけど「もしかして最後に面白いネタをやるかもしんない」と期待して座ってましたが、結局最後はグズグズに終わった感じ。イトイさんはずーっと(終電過ぎても)やりたがってたけど、タモさんが終了時間を気にして終わらせてくれました。タモさん、後半は飽きてたでしょ?(笑)
 ちょっと7500円は高かったかな。いや、「アースダイバー」だけに焦点を絞って展開した方がよかったかもしんないですね。欲張りすぎた感じがあります。
 「アースダイバー」はそもそも中沢さんが善福寺川を歩いて、川沿いに古墳や神社がたくさんあると気がついたことから始まったプロジェクトだそうです。善福寺川は我が家の近所を流れる川。今日も散歩したのですが、遺跡を眺めたり神社の位置と川の流れを確認したりして、はからずもアースダイビングしてしまいました。なんか他にもそんなような人が居たな。
Posted: Mon - October 31, 2005 at 10:16 pm
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