観劇にっき「ウーエン・イ・ウースト」

Physical Theatre「ウーエン・イ・ウーストφEN I φST〜THE ISLAND IN THE EAST」
シアターアプル
観劇日:12月22日
 えー、最初に言いますが酷評です。トライアル公演だとわかっていても酷評です。
ヒドかった。今年最後の観劇がこんなんで締めくくられるとは思いませんでしたよ。
好きな役者(TEAM-NACSの安田さんと音尾くん)が出てるからって、公演詳細発表当初から嫌な予感のする舞台に行ったワタシが間違いでした。
 どこから突っ込めばいいのかなんなんですが、まず脚本・演出が稚拙。デンマークでは有名なのか知りませんが、あんな子供だましのおとぎ話を見せられるとは思わなかったです。ロボットの国が悪者ロボットにのっとられ、200年前の若者2人が月の導きによりタイムスリップをして国を救う、というストーリーなんです。まずロボットだってゆーのが伝わってこない。200年前の若者という設定もピンとこない。時空をジャンプするとき、背景に年号が映し出されたのがベタすぎて、でもそれで初めて分かった次第。若者に恋する娘たちがたびたび登場して危険な目にあってる彼らを心配する歌を歌うんですけど、ってゆーか「そうだったのか!」って今サイトみて知りました(笑)。それくらい唐突なんですよ。場面転換がモタモタしてるしメリハリがないので、今がどこのシーンなのかが全然理解できないんです。セリフもベタベタだったしさ。デンマーク語→英語→日本語に変換してこうなっちゃったのか、もともとこういうセリフだったのか、ぜひともお聞きしたい。
 衣装や小道具、セットもチャチくってさ。タイムマシーンとかロケットとか段ボールに絵を描いて顔を出すとこだけあるパネルですよ。学芸会かっちゅうの。
 この舞台は演技部門・マイム部門・ダンス部門・歌部門と役割が分かれてまして、それぞれを専門分野の人が担当してるんです。だから音楽が非常に大事なはずなのに、心にクるものが全然なかったです。
 歌部門のBusyというグループは今回初めて知って、予想以上に上手くてビックリしたんだけど、彼女たちの魅力を引き出せたかと言うとどうかなぁ。スローテンポとアップテンポの曲のメリハリがあり過ぎて聞いてて疲れちゃうのよね。頑張ってるんだけど。
 ダンス部門はパニクルー+唐澤剛史。唐澤くんのブレイクダンスマヂうめぇ。が、その他の皆さんは相変わらずだなぁ。正直嫌いなんす。ブレイクは上手いかもしんないけど、他のダンスが汚いんですよ。揃わなくちゃいけないところ揃ってないし、中途半端に失敗するし。ロボットだってゆーのが分からなかったのは彼らに責任ありです。ロボットダンスじゃないんだものなぁ。
 マイム部門の森弘一郎は上手かった。が、演技的な部分が未熟で感情が伝わってきませんでした。まぁロボットだから感情ないって言えばない訳ですが、この芝居のロボットは感情むき出しだからねぇ。あの薄ら笑い顔(言い方悪くてごめん)が誰かに似てると思ったら、大下宗吾だったわ。だからイマイチ好きになれなかったのか(笑)。
 演技部門のNACSマッスルコンビ。音尾くんは狂言回し的な役は似合わないですね。安田大先生は難しい役で長台詞も多く、一人頑張ってました。が、彼自身に苦悩の様子が伺えて可哀相になってきちゃった。
 あー、あとラップ担当のデンマーク人ってのも居たけど問題外。あれはノレねぇ。
 ダンス部と演劇部が合同で学園祭に出よう! とやったらこうなっちゃった、って感じの舞台でした。相乗効果で良くなるどころかとっちらかっちゃって、こんな事ならダンスだけでやればよかったのに。
 まぁトライアルですから来年の本公演にはガラッと変わってるんだろうと思います。そうじゃなきゃイカンだろ。高いお金を出して混んでる人並みを掻き分けて歌舞伎町にやって来る客に失礼です。
Posted: Sat - December 24, 2005 at 08:16 pm
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