9月の読了

先月は結構本も読みました。その中から3冊。
今でも続いてる、「追悼・自分中島らもフェア」。
今夜、すべてのバーで
中島 らも

飲んだくれの人が書いた本だから、飲んだくれ最中のお話かと思ったら、飲んだくれた果てにアル中になって病院に入院したというお話でビックリした。
人物をうまく描写していて(ほとんど実話なんだろうけど)、誰しもがダメな人で可愛くて、そこが楽しいんだけど悲しい。だって皆病気なんだもん。アル中に関する医学的な説明が細かく書いてあって、「これは医学書か啓蒙書か?」とビックリしたんだけど、中島らもは結構こうやって資料を細かく記述する人なんすね。
ただ、半自叙伝にしたいのかファンタジーにしたいのか、ちょっと中途半端な感じだったのが残念。
こどもの一生
中島 らも

一応「ホラー小説」という事になっているんだけど、そんなに怖くない。展開がなんとなく読めたし。「こんな結末でいいの?」とも思えたし。あとがきで自身が「B級ホラー」と書いてたので「なるほど」と思った。これを原作に安っぽい荒いフィルムで撮ればカッチョいいと思う。
ちょっと前に舞台になってんだよね。
ソレが見たかった!
あとCDが付属してるんですが、まだ聞いてません。聞くかなー、自分。聞かないかもなー、自分。
Q&A
恩田 陸

タイトル通り「質問」「答え」の形式で進んでいくという、ちょっと変わった文体の小説。
大型商業施設で重大死傷事故が発生するんだけど、事故原因が不明。被害者や周辺の聞き込みなどから、何が起こって誰が起こしたのかが生暖かく分かってくる、非常に不快感の残る(イイ意味で)不思議な話でございました。後半から失速してってオチは難ありだけど。でも話のもって行き方が面白い。
もしかしたらいつの日か本当に、どこかのショッピングセンターで起こるかもしれない話。人混みにいるとドキドキしちゃいます。
Posted: Sun - October 3, 2004 at 09:57 pm
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