「entertainment」カテゴリーアーカイブ

ウーマンリブ先生

昨日「ウーマンリブ先生」を見に行きました。

元々大人計画は好きなのですが、今回はなんつってもワタシの目的は前のエントリーでも書きましたがSAKEROCKのギター担当でもある星野源ちゃんが出ているからでありまして、2階1列目から目を皿の様にして、いや、双眼鏡持参で観劇してまいりました。

だってさ、前々日に行った友人が情報としてくれたのが

「源ちゃん……、ほとんど全裸だよ」

若干赤面しながらもワクワクしてしまうのは、どう考えてもおばさんなんだけど、いやさしょうがない。好きなんだもん。

源ちゃんなんですが、ホントにほとんど全裸でした。舞台上では様々な小道具で局部を隠すのですが、2階席から見ると陰毛丸見え。あ、本当はパンツなんですけどね。でも陰部以外はリアル裸体。お尻のめんこいことめんこいこと。さすがに尻を双眼鏡で眺めるなんて変態な事は恥ずかしくてできなかったのが残念。この小心者。いや十分変態だ。

ストーリーですが、御下劣オンリーかと思いきやサスペンスの要素もあり、でも結局後にはなんにも残らない。バッドエンディングなんだけど爽快感があるクドカン脚本らしかったです。なんてったって大人計画の役者が芸達者だなぁという事を再認識したお芝居でしたよ。がんばったで賞は皆川さんと紙ちゃんに差し上げる。古田さんは客演の重要性があんまり感じられなくて残念だったな。

源ちゃんといえば、SAKEROCKのニューアルバムが今日発売になったんですよね。
CDショップで特典がつくらしいから、明日買いに行かなくちゃ。

花は桜木、男は桜井@duo MUSIC EXCHANGE

 昨日(2日)、旧ON AIRでありますところのduo MUSIC EXCHANGEで行われた真心ブラザーズのライブに行きました。
今回は桜井秀俊がドセンターに立ち、桜井が歌うスペシャルライブ!
プロデューサーはYO-KING!
ライブ告知の注意書きに

(※YO−KINGは演奏とコーラスのみの出演となります。ご注意下さい。)

と書いてあるのが笑えます。ご注意って(笑)。

 メンバーはMB’sから一郎くん、文明さん、ビバさん、首藤くん。そしてギターはKINGさん。全員白シャツで、なんかそれだけで面白い。KINGさんがMCでさくちゃんの登場前から観客をあおりまくり、「桜井を男にしてやってください!」とかもう絶対さくちゃん正気で出られねぇよって環境を見事に作り出し、超テンパったさくちゃんが登場。会場大爆笑。ワタシの席はド真ん中でさくちゃんと目が合ってもいいくらいの位置だったのですが、彼は決して観客を見て歌わず、終始2階席のちょい下辺りに視線をさまよわせて熱唱しておられました。正直、あんなに爆笑したライブはありません。KINGさんのドSっぷりとさくちゃんのドMっぷり。公開SMプレイですよ、これは。そしてなぜか一番テンパってた一郎くん。さくちゃん見ていたいのに一郎くんを横目で見てまた笑っちゃうんだよなぁ。集中できんじゃないか。

 それにしてもステキなライブでした。さくちゃんの歌はアルバムやライブでなんとなく付け足し感があるのが常々残念だったので、こんなに一気に生で聴けて幸せです。今回は上り調子に声も出て、聞き惚れましたよ。「メトロノーム」も良かったし「名前を呼びたい」も良かったし「Body as Machine」のギターがかっこ良かったし最後には「I’m in love」まで歌ったし。どれも名曲。まったくもって捨て曲ナシ。
それから新曲の「花は桜木、男は桜井(仮)」も最高でした。臆面も無く「ボクが好きなキミ」とか「キミはきれいだよ」とか良く言えたもんだな!(褒めてます) さくちゃんのこれまでとこれからが詰まった、彼の代表作になるんじゃない?ってぐらい良かったですよ。これCM曲にもなりそう。代理店のみなさんCHECKせよ。

 さくちゃんて、本人も言ってたけどロマンチストだよねぇ。純愛をストレートに、しかもちょっと声質に特徴があるさくちゃんが歌う、これが女性の心をいたくくすぐるワケで、今回のライブはやけに女子率が高かったのはそのせいかしら。

 さくちゃんメーターが更に上がったので、再来週のびっくりしたな、もうが出るロフトのライブチケットも買っちゃいました。ぴあで買ったんだけど、整理番号が45番ってどうなんだ……。大丈夫なのか?

NIKE iD @ YouTube

YouTubeでアキバから世界に——NIKE iDの広告戦略

NIKEのCMはいつも楽しいですけど、YouTubeでこんな映像を流していたとは知りませんでした。
とにかくご覧下さい。

NikeCosplay

これですよ、これ。こうやってYouTubeを利用するのがカシコイ企業なんだなぁ。削除要請するばかりじゃなくねぇ。
NIKE iDではNike Cosplay戦隊の色をカスタマイズするページが開設されています。靴のカスタマイズの工程とまんま一緒。ベースカラーを選択する度に「ピーンク・フラーッシュ!」とか言うのが面白すぎます。

阿部義晴音楽祭〜仲間とノリノリ40祭〜@山形県県民会館

 昨日山形に行っていたのは、阿部ちゃんの生誕の地で開催された「阿部義晴 生誕40周年記念行事 阿部義晴音楽祭〜仲間とノリノリ40祭〜」のためだったのでした。(タイトル長ぇ)
よく考えたら昔から色々な音楽を聴いてライブに行っておりましたが、わざわざ地方のライブに行くのって初めてだわ(フェス除く)。昔って出不精だったんだな、ワタシ。
初の山形ではありましたが、翌日(=今現在)は泊まりの勤務が入っていたために山形泊は断念し帰りを深夜バスにしました。これまた初深夜バス。

 実は阿部ちゃんが気志團のプロデューサーだというのを存じ上げませんで、なぜトミーがギターを弾いてるのか不思議だったのですよ。横浜と山形に参加してたのね。阿部ちゃんからメンバー紹介されたときの観客のどよめきと、その後のトミーコールが大変面白かったです。君たち気づいてなかったクセに声援送りすぎだ、と(笑)。
阿部ちゃんは最新アルバムからの曲ばかりでしたが、どれもいい曲でした。いい曲でしたが、その後のバカ騒ぎとのギャップが激しくて、それはどうかと。いやいいんだけど。彼の歌って後からじわじわクるのが多くて、今回もまさにそれ。今余韻にかなり浸っております。アルバム買うかなー。

出演は他に民生、SPARKS GO GO。山形限定のゲストにジェット機。

 ジェット機は初めて聞いたけど、やっぱ実力派が組んだバンドだけあってめちゃくちゃ上手かったです。観客を盛り上げるコツもさすが心得てる宮田JET。阿部ちゃんも参加して「素敵な夜空」を聴けたのは超めっけもんでした。阿部ちゃんモノマネ似てた。そして相変わらずの川西くん。あ、川西JET。お前が一番目立っとる(笑)。

 民生とはソファーに腰掛けて二人でアコ・デュオコーナー。ゆるーい演奏で、でも楽しかったなぁ。「風1→CSA→風2」「欲望」「開店休業」「すばらしい日々」ともう泣けと言わんばかりのラインナップ。

 スパゴはヤックのデ・ブームに驚愕(笑)。みんな40歳になるともれなく太ってくなぁ。でも阿部ちゃんと宮田JETは変わっとらん。すごい。
スパゴは3曲だけで、あとはABEX GO GOで3曲。スパゴもっと聴きたかったです。あと山形のスパゴファンはすごくおとなしいということが判明しました。ツアーTシャツ着てる人も直立不動なのな。

 最後は阿部ちゃんソロをしっとり歌って本編終了。アンコールではジェット機(川西JET)+スパゴ+民生でユニコーンプチ復活のようになってました。「スターな男」「忍者ロック」、アンコール2回目は阿部エルヴィスで「人生は上々だ」。もう一人のボーカルが宮田エルヴィスでしたが、民生の方がよかったなぁ。全て終わって阿部ちゃんが川西くんや民生と抱き合ってる姿がすごく良かったです。特に民生が全編楽しそうでした。川西くんは一番最後にステージから去ってったのですが、観客にポーズ決めて「お前のライブかよ!」ってぐらいに目立ってたのが彼らしくて爆笑でした。

 ユニコーンのライブって数回しか行かなかったけど、あの頃が思い出されたりしてなかなか感慨深いステージでした。ワタシも年取ったなー、とか思ったりしてね(笑)。

8月の芝居感想

 1ヵ月分、どどんと感想書いてこーと思っております。

★「しあわせのつぼ」8月4日&12日/ル・テアトル銀座

 初日でした。NACS音尾くんが出演してなければ行かなかった作品です。でも福島三郎脚本なのよね。この人の作品は好きなのでその点でも楽しみでした。
内容は簡単に言うと妻と子がいることを隠しているプレイボーイな歌手がある日脳内出血で倒れてしまい、その病院で起こるドタバタをコミカルに描いたものです。
セットのパーツが4個に分かれてて、病室・娯楽室・受付・屋上とほとんど暗転なしでテンポよく展開させていたのは面白いと思いました。でもたまに左端の娯楽室と右端の受付でそれぞれ同時進行して動いてたりするので、役者さんを追いかけるのが大変でした。複数回見る人はその都度見る位置を変えればいいけど、一度しか観劇しない人は辛いだろうな。あと最初病室のシーンで医師が娯楽室にいて病室では医師の噂話をしてたのですが、医師も病室にいるんだと勘違いしちゃいました。セットのからくりに気がつかなかったわけ。多分多くの観客がワタシと同じなんじゃないかな。「あれ?」って思って、理解するのに1シーンムダにしちゃった感じでそれがもったいなかった。
ラストもありきたりな感じで大団円。ハッピーエンドを見に来た人ばかりですからそりゃもう気持ちよく帰ることができましたよ。

 歌手役の布施明さんが歌うシーンがあるんですが、それがもうスゴイのなんの。やっぱりこの人は大スターなんだなぁと思いました。オーラが違うんだよねぇ。昔からバラエティで鍛えてたこともあってシリアスな演技もコミカルな演技もこなせるし、ホント器用な方。
主演の宮本信子さんはちょっとセリフかみかみな部分があったり、30歳くらいの付き人の子が好きになってしまうにはちょっと無理がある設定でしたけど、かわいかったです。
役者さんはどれも達者揃い。宮本さんの親友役の木野花さんが「こんな人が親友だったらいいなぁ!」って思うくらいの理想の親友像でした。ちょっと騒々しいけど(笑)。
音尾くんは無難でしたなぁ。彼はどんな役もそつなくこなすけど、抑えた演技をすると個性が埋没しちゃうのが難点です。もっとはじけるとこははじけてもよかったのに。

 初日のスタオベでは音尾くんにプレゼントを渡しにステージへ走ってきた女性がいました。マナー完全無視。こういう人いるんだねぇ。後日劇場には注意書きが張られてました。でも12日、隣の女性がその話をしてて「えー、いけないんだぁ」って驚いてたけど、驚いたのはこっちです。出演者の評判が下がる事は絶対にやめましょう。

★「噂の男」8月27日/PARCO劇場

 これまた福島脚本。今年立て続けに彼の作品を見てるわ。しかもケラ演出で豪華俳優陣。本公演のチケット惨敗だったんだけど追加を取ることができました。
これはホント面白かった!! ケラさんの真骨頂って感じ。どいつもこいつもろくでなしばかりで、自分が良ければ人も殺す。言葉も汚いし暴力はふるうし、宣伝文句の通り「いやーなお話」でした。でも最後なんて超バッドエンドなのに後味悪くないどころか爽快感さえ漂うのですよ。これ不思議。もしかしたらこれ嫌悪感しめす人も絶対いるとは思うけど、ワタシはこれを「好きだ!」という人と友達になりたい。

 出演陣で優劣はつけられないくらい全員がキャラ立ちしてて存在感抜群でした。僧正は今回もホモ役かよ(笑)。
じゅんさんさとしさんの漫才は最高に面白くて、多分若手で出たら一番面白いと思うわ。M−1出れるんちゃうん?

今年のベスト3に入る作品です。やっぱパルコ・プロデュースはやめられん。